色づき始めた頃に

  • 2018.11.06 Tuesday
  • 06:44

 

色づき始めたころに東福寺へいく

 

勿論、色鮮やかに深紅に染まった紅葉もいいけれど

晩秋の到来を告げるこの時期もなかなかいい。

ぽつん、ぽつんと色づき始めた紅葉が点在し、

晩秋への期待を感じさせる。

紅葉には、「去年よりも美しく赤く染まりたい」

という強い願望や執着はなく

ただ冬を告げる神聖な空気に触れるごとに

葉を少しずつ赤らめていく。

自然の法則に沿って、自分自身を生きているだけなのだろう。

 

今の僕は未だ、色づき始めたころかもしれない。

自分なりの理想の家づくりを目指し、

少しずつ賛同や応援を頂きながら。

やがて深紅に染まる頃が、やってくる。

「できることなら、深い紅の単色もいいけど

どうせなら、少しオレンジ色がかった赤がいい。

自分らしさの証として。

と つい余計なことを考えてしまう。

個性は作るものではなく、自覚するもの

と頭ではわかっているのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砂の丘のむこう

  • 2018.07.24 Tuesday
  • 08:27

 

鳥取砂丘の玄関口に立って見渡すと

遠くに砂の丘が見え

その丘を目指して歩く人たちが連なっていた

 

丘のむこうにどんな世界があるか

想像する前に自分も踏み出していた

 

一直線に進む人

オアシスで休む人

急な坂をあえて進む人

 

いろんな人の進み方を見ながらも

自分で決めたルートで歩く

最後の登りは、砂に足がとられて特にきつく

時には来た道を振り返りながら   休んだ

 

最後の一歩を上がった時

ずーっと遠くまで青い海と空が広がっていた

これが砂の丘のむこうの世界

 

僕は、なにを見たかったんだろう

僕は、なにを求めてやって来たのだろう

そんな余計なことを考えなくてもいい瞬間だった

 

来てよかったと思う世界が

ここにあっただけで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにげない一日が

  • 2018.05.22 Tuesday
  • 07:58

 

裸足で土や芝の上を歩くと体の痛みを和らげる効果があると聞く。

右手首に数か月間痛みがあるのと、

なんとなくもやもやした気分を解消したいこともあり、

試してみることにする。

思い浮かんだのは、植物園の青々した芝生。

 

雨上がりの翌朝で風も強く、人は、そういない。

早速裸足になって、芝生の上に立つ。

昨晩の雨で少し湿った芝生とその奥から生暖かい大地のぬくもりが伝わってくる。

 

そう、いま、地球と繋がっている。

 

一足ずつ、足裏から伝わってくる

なんとも言えない心地いい感覚を確かめながら広場を2周した後、

ピクニックシートを敷き、腰を下ろす。

膝を曲げ足裏を地面につけて、仰向けに寝転がり、空を見る。

 

大きなものと繋がっているという安心感か?

知らない間に抑えていた不安や様々な想いが浮かび上がってきて

それぞれの想いと一対一で向き合う。

 

写生大会に来ていた小学生が、

「だるまさんこーろんだ」と大きな声を掛けながら遊び始めたのをきっかけに、

場所を変えて植物園を楽しむことにする。

移動する前に、再び広場を裸足で歩く。

小学生達が、ぱっと自分の動きを止めている列を邪魔しないように横切りながら、

怪しいおじさんと思われないように2周した。

 

痛みともやもやした気分は、いつの間にか消えていた。

 

 

跡形もなく、すーっと消えていくヒコーキ雲を眺めていると

なにげない今日という一日を愛おしく感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十姉妹レイ君

  • 2017.09.19 Tuesday
  • 09:23

 

以前お仕事をさせて頂いたお宅に訪問すると

先週家族が増えましたと紹介された十姉妹のレイ君。

 

鳥かごの中には、巣、水浴びするところ、餌箱、水飲み場、

そしてとまり木が ワンルームにバランスよく配置され、快適そうです。

 

小学校1年生のお嬢様より、

図書館で借りてきた本や動画で飼育の仕方をレクチャーされると、

どれだけレイ君のことを大切に思っているかが伝わってきて、

 

どうやったら、こんな優しい子供に育つんだろう・・・

吹き抜けのあるこの空間も優しい心持ちに

少しは、役に立っているんだろうか?

余計なことを考えることもありましたが、

 

気が付けば

自分もマンションでなかったら、

ぜったい十姉妹と家族になりたいと言っていました。

 

いろいろなご家族の趣味や考え方をお聞きすると、

そういう考え方もあるのか!と感心させられたり、影響を受けます。

 

ペットと聞くと、

ネコか犬としか思いつかなかったけど、

十姉妹との暮らしもいいなぁ。

新しいところへ引っ越すのもいいかもなぁ・・・

新しい暮らしを想像しながら、

家路につく幸せな一日。

 

 

夜になると、ちゃんと巣に戻って眠るそうです。

自分だけの空間は、やはり、落ち着くんでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一息

  • 2017.02.28 Tuesday
  • 09:56
なんとなく気ぜわしい日々が続く。
それは、息継ぎをしないで、泳いでいるような気分。
水上に浮きあがり、ぷふぁーっと新鮮な空気を吸いたくなった。

行ったことのないところ、
見たことのないもの、
そして大きいものを見たくなり・・・
奈良の大仏様を拝みに行く事にした。

南大門をくぐり、
大仏様のお家ともいえる「東大寺大仏殿」を目の当たりにした時、
今までに経験したことのない迫力に圧倒された。

その根源を確かめるように 1歩、また1歩ずつ堂の下まで進み、見上げる。



翼のように伸びた下屋は、
大仏様が両腕を大きく広げ、ようこそと万人を迎え入れる雰囲気を感じた。

想いが形をつくる

それは、
慈悲の心で大衆を包み込み、日々の悩みや不安に光をあて、
人間同士の想いやりで繋がる世の中を願う大仏様の想いを表すかのような外観だった。

お参りを終え、全てを委ねてみようと思った帰り道、
特に何かが変わったわけではないけれど
気ぜわしい嫌な気持ちは、僕の心から無くなっていた。































伝統ということ

  • 2016.10.25 Tuesday
  • 08:06
日曜日、伏見稲荷大社で「古典フラカヒコ」を観賞しました。

ハワイから来られたダンサーと古典フラを日本で学ばれている方々が、
伝統的なフラを神様に奉納されました。

詳しい知識はありませんが
ダンサーの真剣な眼差し
手足の先まで気を使いながら踊る姿
体から発するオーラを感じ見ていると
国境を越えて、人間としての根底に
なにか伝わってくるものがありました。

それは
古来より神を敬う気持ちのような
今、生きている事への感謝の気持ちでもあり
人間が伝え続けてきた
あたたかい心持ちのようなもので
この想いは、神様にきっと届いていると思いました。

表面的な所作や形だけでなく、
伝えられた想いを深く理解しながら、
その時代の人々のあたたかい想いを乗せ、
次の世代へと伝える。

伝統ということを身近に感じた1日でした。



ハ−ラウ・ハア・ケア・オ・キノヒ日本校:http://haakeaokinohi.web.fc2.com/

今週もお互いに素晴らしい1週間になるといいですね!











涼をもとめて (後編)

  • 2016.07.18 Monday
  • 10:46
次に拝観したのは、龍源院で大徳寺の中でも最古の寺です。
趣の異なる枯山水式の庭園を、4箇所設けてあります。

その中でもお目当ては、日本最小の石庭と言われる「東滴壺」
この庭は、方丈の東側で、庫裏との間にあります。
建物に挟まれてできる日影は心地よく、
時折さしこんでくる一筋の光、
庭に沿って流れる風を背に受けながら、ぼーっと眺めました。

一滴の水が滴り落ち、小川となり、大河となり、やがては大海となる様を表している庭で
一滴の大切さ、一滴が大海に繋がっている事を表現されているそうです。

今の自分に置き換えて考えると、
自分というもの、今日という一日、1本の線・・・
当たり前にある小さきものの大切さに改めて気付かされました。

今という一時を、より愛おしく思うようになった時、
重い腰を上げ、あとにしました。



東滴壺

ありふれた日々が輝いてゆく〜♪
そんな素晴らしい1週間に お互いなるといいですね!



















涼をもとめて (前編)

  • 2016.07.11 Monday
  • 16:54
涼をもとめて・・・
どこへ行こうと考えた時に、
庭を静かに見る事を思いつき、大徳寺へ行きました。

最初に拝観したのは、高桐院。
盒猶,蓮武人でありながら利休七哲の一人として茶道を究めた
細川三斎公によって建立されています。

表門付近では、入る事をためらう人達や、
機関銃のように説明をする外国人観光ガイドもいらっしゃいましたが、
気にすることなく
自然石を敷いた一直線に伸びる神秘的な参道に導かれ、
一足ずつ進みました。

院内の気に入った場所に腰を下ろし
建物の中を流れる風を感じながら、
室内より、じーと庭を見つめるひととき。
蝉の声、青葉の匂い、光と影、
いつの間にか汗もひき
心が次第に落ちついて
周囲と一体になったかのような感覚

夏ならではの涼をとるひとときに味をしめ
もう一つ、庭を見る事にする(つづく)


盒猶〇夏

待ちに待った1日が訪れる
そんな素晴らしい1週間に お互いなるといいですね!



























いつか また どこかで

  • 2016.03.15 Tuesday
  • 09:55

日吉大社境内に登山口があり、奥宮まで約1キロの参道があります。
軽い気持ちで挑戦すると、予想以上にきつく、
ぜいぜい言いながら登り、中腹あたりで少し休憩しました。

琵琶湖を眺め、湖岸から吹く心地いい風を感じていると、
60代ぐらいのご婦人が登って来られ
「あっちが近江八幡で、・・・今日は曇っているから見えないけど、
いつもなら近江富士があっちのほうに見えて・・」
といった感じでいろいろ説明頂きました。

汗もひきましたので、御礼を言って先に進みました。

山頂を目指して一心不乱に登り続け

木造の1対の建物が現れた時、
やっと着いたんだと直感でわかり、安堵しました。
建物の放つ迫力に圧倒されながらも、
道なりに進み、階段を上がると・・・

高さ10メートル程ある巨石と対面しました。
その瞬間、有難い気持ちが一気に湧きあがり、
自然と手を合わし、頭を垂れ、この出逢いにただ感謝しました。

そして、お参りした後振り返ると・・・

琵琶湖が一望できた絶景に感動しながら立ちつくしていると、
先ほどのご婦人が到着されました。

「いつもなら、もっと早く登れるんだけど・・・
 そう一昨日、伏見稲荷でお山巡りしたからかしら?
 ちょっと疲れているのかも(笑)
 伏見稲荷は、ご存知?
 あれだけ人間の信仰心を強く感じるところは、初めてだったんだけど
 どうしてあんなに人間の信仰心が集まるのかしら?」
 とおっしゃられたので、

「そういわれれば、確かにそうすよね。
 昔からよく行っていたので、
 僕には当たり前になっていたのかもしれません。
 理由はわかりかねますが、
 人を掻き立てる何かがあそこにはあるのでしょう。
 こちらは対照的で、自然信仰そのままといいますか、
 当初の姿、環境の保存に努められていて、
 一花、一石にも神様を感じ取りやすく、素敵な場所ですね」
 そう返答したのをきっかけに、
ひとときの会話を楽しみました。


そして別れ際、
「いつか、また、どこかで!」
ご婦人は笑顔でおっしゃられました。

粋な別れの一言は、中年男の休日に彩りを添えてくれました。



左:三宮宮、右:牛尾宮








































 

100年後の喜び

  • 2015.08.11 Tuesday
  • 11:57


なにげない日常の積み重ねが、百年という量りにかけられると、
事柄の持つ色合いが増すことがあります。

下京区にある金光寺で、
百年に1度しか咲かない花「竜舌蘭」の開花を拝見しました。

とぐろを巻いたような葉から天に向かって茎が伸びる様は、
空に飛び立つ龍のようにも見えます。

毎年咲いてもすばらしいなぁと思いますが、
百年に1度と言われると有難さが増し、
その場に立ち会えた幸運に、いつの間にか手を合わせていました。

一方、この場には立ち会えなかったけど、
この一時のために、今まで水をやり、雑草を抜く等
お世話をされていた和尚がいらっしゃったと思うと、
見せて上げたかったなぁと思ったその時、
「これでいい、これが生きるということなんだよ。
ただ当たり前の日常を一所懸命に生きる。
それが、100年後の人達の喜びとなり、そして報われる。」
と教えられたような気がしました。

残念ながら、
次の開花には立ち会えませんが、
100年後の喜びに繋がるような営みを心掛けてみようと思います。

 
竜舌蘭と夏の空















 

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